移住地ラパス(La Paz)で「そば・うどん料理講習会」その1

La Paz  2007.3.10(土) 天候は土砂降りの雨。
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夜半から雷雨のため行くのは無理かと思わせるほどの雨。このためKさんは自宅付近の道路が冠水して履いていた靴とズボンの裾が濡れた状態でバスターミナルに到着されました。
今回乗ったバスはエアコンが効きまずますです。(バス:La Encarnacena 社)
ルータ2号をEncarnacionに向って走り Carmen del Pranaの町を過ぎると、Entrada de Framというポイント(道路の分岐点)がありそこでバスを降りました。山神さんの奥様(今回の世話役を担当された方)はそこで私達の到着を一時間も待っていてくださったのです。そこからラパスまで36kmくらいはあるでしょうか、山神様の奥様の運転する高級車で会場に向いました。

主要ポイント距離程
  ・AsuncionからCarmen del Paranaまで331km
  ・Carmen del ParanaからLa Pazまで36km

  ・AsuncionからEncarnacionまで370km

往路(10日):  8:30 Asuncion(ターミナル) ⇒Entrada de Fram  14:00⇒La  Paz 14:30 着
復路(11日):  12:00 Encarnacion⇒ 17:30 Asuncion(ターミナル)

(二日間で約740km12時間バスに乗りました。)

La Pazに着くと山田さんが営む食堂に昼食が準備されてました。あいにく途中の休憩ポイント(Villa Forida)15分間休んだ時に私達はパンやチパ、サンドイッチを食べてしまっていたので、山田さんには誠に申し訳ありませんでしたが、二人とも殆ど手をつけず残してしまいました。

山神様を通して40名~45名の方々が今回の講習会に参加予定と伺っておりましたので、全員の皆さんにうどんを作るための道具がゆきわたるのか不安でした。(山神様は3地区に回覧版で周知されたそうです)
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地区とは、富士地区、La Paz地区、Santa Rosa地区です。銀行、警察署、農協、教会などがあるのはLa Paz地区です。でも日本の集落形成とは異なり、どこを見ても集落は見当たりませんでした。

なお、手もとの資料によるとLa Paz移住地は(1956年~)144戸、667名となっています。でも広大な土地のどこに144戸があるのか全くわからない状況です。(単純に戸数で耕作面積を割ると 110Ha110町歩になります  実際は400500Ha(町歩)の方もおいでになるようです。400Ha(町歩)は2km四方の広さです。とても日本では想像がつきません。(1軒の畑の面積ですよ!)
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11日日曜日:エンカルナシオンまで送ってもらう時の景色です。(山神様のご主人に送って頂きました)


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富士地区からエンカルナシオンに行く途中の景色(ルータ6号合流前)(車中にて)
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大豆畑:富士地区過ぎて(車中にて)
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大豆畑:富士地区過ぎて(車中にて)
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ラパス日本人会婦人会主催 「そば・うどん料理講習会」に参加の皆様。土曜日(10日)午後と日曜日(11日)午前の2回講習会が行われました。写真前列真中の男性が山神様のご主人様(香川県出身)。後列左から2番目が奥様(高知県出身)。前列左(帽子)そば講師(Kさん)、その隣の白いTシャツの右隣が、婦人会部長様です。(11日午前撮影)
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日午前撮影:うどん生地を練っているところ。うどんは全員がチャレンジしました。こちらでは日本のようにメーカが食品を作って販売するなんてことありませんから、全てのものが手作りになるそうです。ということで殆どの方は自宅でうどんを作っておられました。また作るときは一度にたくさん作って(1kg)、生のまま冷凍しておきます。量が多いためイタリヤ製かアルゼンチン製の機械で生地の伸ばしと切りの作業をおこなっていて、機械は好みで選択されているようですがアルゼンチン製の方が多いようです。イタリヤ製は日本でも売られています。
わかったことは、打ち粉に片栗粉を始めて使ったとか(生地と同じ小麦粉を使う人が殆ど)、粉の種類は「Tipo Cuatro Cero」(強力粉:紙袋に0数字4個印字)を使っている方が殆どで、「Tipo Tres Cero」(中力粉:紙袋に0数字3個印字)は始めて使ったという方が多かったです。またラパス産の粉と、アルゼンチン産の粉の違いの話しがでましたが、私にはわかりません。
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そば講習会のテーブル(手前右の大きなこね鉢を見ると、普段いかに大きな生地を作っておられるか想像がつきます。)
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左側:うどん、右側:そば   各グループ
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うどん生地作り(日曜日)。皆さん手馴れたものでした。
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うどん生地作り(日曜日) 結構楽しんでおられたかな?うどんの汁がないので日曜日は試食なし。全てお持ち帰りしていただき、家族の皆さんと食べていただくことになりました。結果はいかがだったのでしょうか。ブログを見られた方はコメント下さい!
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お土産に頂いた新米(10kg)と味噌(2kg
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味噌は「ラパス農協婦人部会」の皆さんの手によるものです。(日系人の食材店でも販売してます)
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帰りに頂いた柚子
「お弁当(昼食)、新米、味噌を頂き婦人会の皆様ありがとうございました。」
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皆さんはインターネットを使って日本の情報なども直接入手されているそうです。会場で私のブログアドレスを何人かの方から問合せをうけました。
山神様のご主人の話ですと、ゴルフはパラグアイ側のエンカルナシオン近郊にはゴルフ場が無い為、国境を越えてアルゼンチンのポサーダスでプレーするのだそうです。グリーンフィーも会員だと安く、日本の練習場で100球打つ程度の金額でプレーできるそうです。ゴルフ好きにはたまらないでしょう!!。勿論一人だけでプレーできます。

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??なぜ私がこの講習会に参加することになったのか??

・シニア海外ボランティアの同僚Kさんは「そば打ち」を仙台で教えておられました。(退職後)
・Kさんはアスンシオンでも昨年12月から3ヶ月間、そば教室を開催されました。(ハマナスセンタにて)
・そば教室で生徒さんはなかなか長いそばが打てなくて、Kさんは思案され生徒さん達に長い「うどん」を作れる同僚(私)がいるので紹介することを約束されました。
・Kさんはうどんも打つのだそうですが、私のうどんを今までに二回程食されその評価は「ご自身の打つうどんよりしっかりしている」のだそうです。(私はKさんがうどんを打つところを拝見したこともありませんし食べたこともありませんから評論はできませんが)
・このようなことからKさんから、昨年12月下旬「うどん打ちを是非ハマナスセンタで教えて欲しい」と要請されました。
・要請をうけ、2月上旬にハマナスセンタで4名の方に「うどん打ち」を教えました。(ブログ掲載)
講習終了間際に今ラパスから蕎麦打ちを是非教えて欲しいと要請がきているので、是非横田さんも一緒に行って欲しい、もし良ければこの話しを進めさせていただきたい 旨の話しがあり私は了承してしまったのです。
公の場で教えるのは2回目です。
ということで約350km離れた日本人移住地「ラパス」にハカリ、ボール、計量カップ、のし棒をリュックに詰め込んで、一泊二日の講習会に参加してきた次第です。

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