パラグアイ南部の旅 Encarnación、Trinidad、Hotel Tirol、Jesús

5月15日は独立記念日の祝日のため、3連休になりました。そこで南のエンカルナシオン方面に足をのばしましたので、写真・概略図等をお送りさせていただきます。(私はこの国で今回初めて長距離バスに乗るという体験を致しました)
エンカルナシオンについて(Encarnacion
 

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      Rio ParanaPoasdasの町を望む
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      遠くかすかに長い橋(San Roque Gonzalez)がみえます
パラナ川沿いに広がる人口6~7万人位の町と聞きました。、エンカルナシオンはアスンシオンから南方360kmにある町です。大きな川に沿っていること、南に位置していることで首都Asuncionより朝晩は冷えます。この町の特徴はパラナ川を挟んでアルゼンチン国と接していて、両国を結ぶ2,550mの橋(San Roque Gonzalez)が掛かっていることです。対岸のアルゼンチンの街「ポサダス」Posadasが見えました。高いビルが幾つか望め、こちらより近代的な感じです。「ポサダス」には中規模空港があるので、この地域の人は、アスンシオン国際空港を利用するよりもはるかに便利だそうです。
ホテル チロル(Hotel Tirol
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         朝日を浴びる宿泊棟
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         ホテル本館の外観
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    本館前にて(私)着ているのは冬用ヤッケ
専ら避暑地として利用されるそうで、今は季節が秋なので、どちらかというと涼し過ぎる位でした。そのため客も少なく静かでした。ホテルに聞いた話では、ピーク時は150人が泊まれるそうです。プールも4つありました。ドイツ人の方の設計で作られたそうです。エンカルナシオン近郊には日本人入植地(ピラポ地区は有名)も幾つかありますが、ドイツ人もかなり入植しているそうです。(資料によると、エンカルナシオンは多くの人種が住む、移民都市だそうです)
ヘススの遺跡(Jesus de Tavarangue)
 
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遺跡全体
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       遺跡上部からの眺め
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        遺跡上部からの眺め
トリニダード遺跡から10キロ位のところにあります。規模は小さいですが、敷地はとても広かったです。また丘陵地帯にあるため、遺跡の上にあがると、360度の眺望ができました。
入場者は月200人です。
トリニダード遺跡(Santisima Trnidad del Parana)
  
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          トリニダード遺跡
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        トリニダード遺跡
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         トリニダード遺跡
エンカルナシオンから20km位にあり、規模は小さいですが、パラグアイ唯一の世界遺産です。今から約250~300年前に建てられたもので、資料によると、最盛期には4000人もの人々が暮らしていたそうです。
遺跡内は流石にゴミは散らかっていませんでしたが、近所の子供達が門から自由に出入りしていました。切符売り場で尋ねたところ、見学者の数は月1000人位です。
パラナ川(Rio Parana
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広大な川の様子がおわかり頂けると思います。水はラプラタ川方向に流れています。
ヤシレターダムがこの写真(奥)の下流に建設中で、埋没する土地の皆さんの保障要求が現在も続いています。ダムは発電や灌漑に利用されますが、ドックが設けられ、船が遡れるように設計されています。
川魚
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               川魚
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             川魚
Boga
という鯉に似た魚でした。ホテルから歩いて40分程でパラナ河畔に到着したとき、たまたま釣人がモータボートの陸揚げをしていました。水に漬けたトウモロコシを指差してこれが餌だと説明してくれました。私が船底の魚を写真に収めていたら、このほうが良いという身振りで指にぶらさげてくれたのがこの写真です。3年ものだそうです。

帰りのバス
行きは5時間30分でしたが、帰りは別会社の安い切符でしたので7時間掛かりました。バスはRuta沿いの各町に止まり、その都度、客が乗り降りしましたから、時間が掛かりました。3連休の最後の日ということもあってか、バスの中は満員で立席の客も多く、私は小さな子供を預かり、座席の間に座らせました。荷物を足元に預かったり、積極的に互助の精神を発揮しました。皆さんの動きを見ていると、何の躊躇もなく、このようなことを当たり前にしていました。また隣の人と声をかけ合っていろいろな話をしていましたが、別れる時もあっさりした挨拶で別れていました。やはりこれもお国柄でしょうか、日本では全くと言っていいくらいこのような光景は見られません。
5百万人と人口の少ない国のためか、車内の満員を楽しんでいるようでもありました。乗り降りの際は、お尻やら皆さん積極的に退こうとしないですから……てなことです。想像に任せます。僕が見た感じですから・・。

パラグアイ国内交通について
パラグアイ国内交通についてですが、移動は長距離バスしかありません。(国内にローカル空港はシウダデルエステにあります)また高速道路というものも無く、Rutaと呼ばれる道路で時速100km以上のスピードはそこそこ出して走ります。(人口が少ないので車も少ないのでしょう)
運賃の設定は、安価/時間が掛かる・・高価/短時間の設定です。
ただ同じ路線に幾つかの会社が競合しているためか、ターミナル切符売り場前を歩くと、一斉にあちらこちらの窓口から威勢の良い掛け声が掛かります。

Rutaの構造
Ruta
道路の構造は、アスファルト舗装部分と、緑地帯部分にわかれ、舗装はメンテナンスが良く出来ているようです。また緑地帯部分の幅はアスファルト部分と同じ幅で確保されており、ゆったりしています。このあたりは日本と異なる点だと思います。

パラグアイの祝日について
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パラグアイ南部の主要な町
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パラグアイ国の主要な町としては、首都アスンシオン(Asuncion)、シウダ デル エステ(Ciudad del Este)、エンカルナシオン(Encarnacion)が先ず挙げられると思います。
シウダ デル エステは世界的に有名な「イグアスの滝」(世界3大瀑布の一つ)に近い町として有名です。この滝はブラジル、アルゼンチンの2国に跨っており、Rio Paranaから分岐しているイグアス川(Rio iguazu)にあります。滝はパラナ川の分岐点から少し遡った場所にあります。
エンカルナシオン(Encarnacion)は南に位置していて、対岸のアルゼンチンの街「ポサダス」Posadas
と結びつきが強いです。

アスンシオンからエンカルナシオンへはハイクラスバスで、一般的に5時間半位掛かるようです。
バス会社に電話して主要都市間の距離を教えていただきました。
アスンシオン~エンカルナシオン間   360km
アスンシオン~シウダデルエステ間   320km
エンカルナシオン~シウダデルエステ間 260km

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