アルゼンチン国との国境の場所FALCONに行ってみました。(2006.11.19 日曜日)
11月19日(日)
昨夜から低気圧が南極方面から張りだし気温は19℃と低く、一枚上に着ました。バスターミナルに行くと今日は日曜日なのでここからは発着してないので、外の道路で待てと教えられ、外に出ました。聞き間違いがなければ30分毎に来ると聞いたような気がしますが、1時間毎の間違いかもしれません。厚い低い雲に覆われ風もある天気なので風を避けるような場所で待つこと30分、マイクロバスが来ないので傍の露店のおじさんに聞いたら、あそこの角から出てきて向こうに行くからそこではなくて、あちらで待ちなさいと教えられ、時間の無駄をしたと思いました。場所を替えて待つこと更に30分。やっと角からマイクロバスが曲がってきました。私と同じように次から次に来るバスに乗ろうとしない人達がやはりこのマイクロバスに乗り込みました。パラグアイ川を跨ぐ大きな橋「レマンソ」を越え、大きなロータリーを左に曲がり、牧場地帯を進みました。家屋が点在し、羊や馬や牛が見えました。2箇所くらい湿地帯も見えました。11時30分に発って12時40分FALCONに着きました。帰りは14時30分に出てマリスカルロペス交差点に15時30分頃に下車しました。帰りのバスは「レマンソ」橋を渡る手前で警察による乗客全員のチェックが行われました。パラグアイ人は身分証明書、外国人はパスポートの提示を求められました。私は以前一度だけ身分証明書を不携帯し、警察官に15分程足止めされました。最後は財布にしまった内山田ホテルの電子錠(住所・電話番号記載あり)を見せ許してもらいましたが、こちらでは不携帯だと間違いなく警察署に連れて行かれます。(時々TVニュースで報じてます)
国境にあるFALCONは村とも言えません。出入国手続きを行う為の場所と表現したほうが間違いがありません。ですからここには教会もありませんでした。
アスンシオン―ファルコン間を走るマイクロバス(補助椅子を使って18名位の乗車人数)
FALCONの税関建物
先に見えるのがアルゼンチンとの国境の橋
アルゼンチン・パラグアイ両国を分ける川
国境の川(Rio Pilcomayo):この川は上流に遡ると水のない川となり更に上流では水があります。水のないところは地図には EX Rio Pilcomayo(estacional:季節に特有の)と書かれています。伏流水となっているのでしょうか。この川はボリビアが源です。地図でイメージする川幅よりも実際は狭かったです。
国境に掛る橋
アルゼンチン国の入国審査:建物手前で呼びとめられ、「ただ見てまわっているだけです」「入国せずひき返します」と説明したら OK と了解していただきました。
大きな荷物を自転車で運ぶ人達
トラックの列
パラグアイ国の審査:手続きを待つ車列の中に、日本から運ばれてきた中古トラックがありました。漢字で書かれた社名がまだ残っていました。このように漢字が残っているトラックを目にすることが稀にあります。チリ国北部の町、イキケに陸揚げされ、ハンドルを右から左に付替えた後、遥か遠くのパラグアイ国に陸送されてきます。
荷物を満載した大きなトラック
パラグアイ側の様子:この道を進むとアスンシオンやチャコ地方へ
アルゼンチンに向うバス:陸路を16時間くらいかかってブエノスアイレスに着きます。アスンシオンを午後1時半に発つと翌日の朝7時30分にはブエノスに着きます。飛行機よりはるかに安いので(4千円位)多くの人が陸路を使います。また利用者も多いので便数も多いと思います。幾つもの会社があり15分おき位に長距離バスがアルゼンチン方面に去って行きました。
FALCONにはレストランなどありません。食堂もハエが飛び薄汚れたところでした。マクロバスがFALCONに着くまで入り口のドアは開いたままでしたから風で身体も冷えてしまいまい、暖かいものが食べたかったんです。食堂のセニョーラに何があるか尋ねました。鶏肉を煮たもの、パン、ご飯、野菜はキャベツとタマネギはある。トマト、レタスはない。コヒーも紅茶もない。ということでしかたなくご飯を温め皿に盛ってもらい、キャベツを刻んだものだけの昼食となりました。このため写真もありません。