CITECの建物は1993年に建設されました。当時ANTELECOという電話公社の総裁が日系人のKISHIさんという方でした。手狭だった訓練施設を新しくすべく、日本の援助によってアスンシオンのセントロからルケ市に移し、工業高校とアスンシオン大学電子工学部を併設したと聞きました。
建設してから15年目にあたり、昨年は屋根裏に巣食ったたくさんの鳩を追い出すべく、金網設置工事を7ヶ月掛けて完成させ、屋根裏に蓄積した大量の鳩の糞や巣などのゴミを一掃していただきました。今年は汚れた外壁の化粧直しを企画し、2月から建物外周の長さを算出したり、費用の見積もりを、セジャラさんに協力してもらい算定しました。また、施工にあたっては安全面のこともありますから、コーディネーターの方の通訳で、センタ長Ing..Luis氏と3回程打合せを行い、Luis氏も自らペンキの量を試算したり、稼動提供等の約束をしてくださいました。
事前準備中は、足場を貸してくれる会社を探し、ペンキ・下塗り材や工事に必要な紙ヤスリ、ハケなどをセラジャさんと彼の車で準備しました。Yosuke君と土曜日に尋ねた会社は、後日交渉の結果、祝日はカウントしないで足場を貸してくれることになり、当初3月上旬着工を目標に準備してきましたが、ようやく3月19日に着工することができました。費用面では同じセンタで働くシニア海外ボランティア Kさんやコーディネーターの方のご協力もいただきました。
実習棟の建物高さは8.6mありますから、安全作業を一番にお願いしました。毎朝作業しているセラジャさん、バリオスさんに出勤すると一声掛ける日々でした。この度、都合により足場は一旦返納し作業は中断しました。この間セラジャさん、バリオスさんは手がけていた講堂の屋根瓦の補修工事を行います。
この約1ケ月半で、今後全体を終えるための、費用と稼動を把握することができました。しかし今の進捗ペースだと、建物裏側まで行うことはかなり難しいのでは・・・と思っています。
3月19日セラジャンさんの車で借りてきました。
組み立てたところ。3月20日
足場の板も必要でした。
セラジャさん、バリオスさん。
3月21日(水)
地面にシートを敷いてもらいました。
警察の騎馬隊の馬が今年も放牧されています。
3月27日(火)
センタには沢山の植木がありますので、時々手入れも必要です。
4月2日(月)