センタのニュース
雨漏り対策工事、センタに咲く木の花、荷馬車、SDHセミナ準備
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雨漏り対策工事
講堂の中に入ってみないと雨漏りの実態は把握できませんでした。講堂の天井には数カ所雨漏りの跡があります。このため1ケ月程前から大学側で予算をとって補修工事を開始しました。開始当初、若いハビエル氏は工事のアドバイスを求めてきましたが、細い銅線で瓦を結ぶことくらいしか知りませんのでアドバイスにもなりません。センタでメンテナンスを担当する年配経験者をリーダに工事を進めています。当初なかなか思うように進捗しませんでしたが、最近体つきの良い、力仕事も頼れる人を1人雇用したのでコンスタントに進むようになりました。屋根工事のために鳩の金網設置は悪天候の日に行うことになり1ケ月8箇所の当初目標は崩れそうです。大掛かりな屋根の補修工事は過去行われていなかったので、瓦の下に敷かれた黒いビニルシートはかなり傷んでいます。それを全面的に取り替える工事も併せて行っていますから大変です。汚れた瓦は洗い、破損は交換、接着用モルタルを敷いたり、針金で留めたりと新しい方法を取り入れて工事していると年配作業員が説明して下さいました。安全を確保する為に、麻の細い紐を数本撚り合わせた「安全ロープ」を屋根のぐしに固定し使用していました。こちらの屋根瓦の質は日本の屋根瓦ほど硬くないようにみえます。
雪は降りませんから雪による被害は受けませんが「トルメンタ」という暴風雨があります。年に数回見舞われます。この暴風雨で瓦が巻き上げられたり、飛来物によって損傷を受けたり、ズレが生じて雨漏りの原因になっています。工事の写真を紹介します。
屋根の補修作業中
屋根最上部から作業中の二人
屋根上から正門を撮りました
屋根から主塔方向を撮りました
センタのグラウンドが見えます。使用頻繁が少ないため草が茂っています。またここルケ市には大きな建物はありませんが緑豊かで辺りの住宅は平屋が殆どです。やや右手遠くにサッカー場の夜間照明灯が小さく見えます。
作業用足場です。重い板を運んで組み建てたものです。
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センタに咲く花
これはセンタ前の道路側に沿って植えられた並木に花が咲いていたものを撮りました。
名前はまだ確認できていません。
駐車場の並木につけた花(赤色)
駐車場の並木につけた花(紫色)
正門前道路を走る荷馬車。
センタのまわりは閑静な田舎です。このため荷馬車が多く走っています。牛乳を販売したり、拡声器をつけて連呼しながら果物を販売したり、材木を運んだり、家庭ゴミの回収などに荷馬車は使われています。またこの付近では子供が操っているのを良く見かけます。馬車はアスンシオンの中心街でもたまに見ることができます。これだけ多くの車が走る道路を馬はちゃんと指示通りに動いているので感心します。
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SDHセミナ準備
来週7月17日(月)~21日(金)まで1週間SDHセミナが行われます。これは米州機構(OEA)の援助を受けて当センタが実施する研修です。後援はJICA、COPACO、CONARELです。17日月曜日は朝から講堂で工学部長や関係者及び研修生が集まって開講式が行なわれます。研修生はコロンビア、コスタリカ、チリ、パナマからと国内からの計13名が参加します。セミナの準備はセンタ長の他にIng.Alberto Benitez, Sr.Juan Perez, Sr. Anibal Vargas, Sr.Yosuke Morohashiの4名が主に準備に関わってきました。
Ing.Alberto Benitez氏は30代半ばの若さで穏やかな性格のかたです。今回はOEAとの対応を含め研修生受け入れの総括的な準備をされています。昨年日本で3ケ月間の研修を受けています。Sr.Juan Perez氏は23歳でIT系も得意とし、最近ブエノスアイレスに2週間研修に行ってきました。今回は教科書の準備やIng.Alberto Benitez氏のもとで指示を受けて動きました。
Sr. Anibal Vargassh氏は50歳で伝送の技術者です。彼の話によりますと、15歳から世に出て働き出し、若い頃はブラジルでの生活経験もあるそうです。非常な努力家のようで、近年IT系技術も習得されたようです。日本での研修の経験もお持ちです。今回は講師を務めます。
Sr.Yosuke Morohashi氏は27歳で今回は補助講師の立場です。昨年の経験を生かして臨まれます。彼の話によると、研修生からは時折厳しい質問を受けることがあるそうです。
準備した光ファイバ用機器
準備した測定機類