アスンシオン大学工学部キャンパスの一部を紹介します。
アスンシオン大学キャンパスはサン ロレンソにあります。私の住んでいるところから14~15km位あるかも知れません。敷地が広大であることにまず驚かされます。農学部がかなりの面積を占有していることも広い理由かもしれません。建物は全て平屋のため大きな木に隠れてしまい、キャンパス全体を一望することはできません。大学の制度では学生は5年でIng.(インヘニエロ)の資格がもらえるそうです。(従来は年間2学期×6年=12学期で卒業でしたが、今は年間2学期×5年=10学期で卒業だそうです。)工学部電子工学科は3学期までの一般教養課程はキャンパスで修学し、4学期目からは私達のいるCITEC-FIUNAで専門課程を修学します。日本ですと例えば大学を卒業しても国家試験に合格しなくては弁護士になれませんが、こちらは法学部を卒業すれば弁護士の資格を得るそうです。またアスンシオン大学に入学定員はなく、合格点をクリアした生徒は全て入学できます。大学新卒の初任給は日本でも会社によってまちまですが、こちらでは250ドル位です。(パラグアイの最低賃金はこの70%位……いろいろな数値がでてきてどれが正しいか分かりません。日本とておなじ事がいえます。)このため自分の家に住んでいる人は余裕があるかも知れませんが、アパートを借りている人は家賃や食費で生活が大変だそうです。公務員は教師の仕事もしても良い(職業2つ)決まりだそうですが、教師は聖職という扱いはされず、給与は民間より低いために敬遠されがちな職業だそうです。ということは優秀な人材が集まり難いということでしょうか。このような話を聞くと日本の先人はいかに日本のシステムを上手く作り上げて来たかということがわかります。
工学部の看板
学内道路
ユーカリの大木の並木
ユーカリの大木
校舎と中庭
草刈トラクター
広大なキャンパスの芝刈(草刈)も大変な作業です。このような大きなトラクタを使って行います。私達のセンタもこのトラクタや草刈ビーバーでいつもきれいに整えられています。