パラグアイ中央銀行の痛手

印刷後の新札行方不明:金額125億ガラニー

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1023日月曜日朝聞いた話です。


パラグアイ中央銀行がフランスの民間会社に注文して印刷してもらったパラグアイ紙幣(5万ガラニー札25万枚)が、フランスからパラグアイに搬送される間に、200箱のうち5箱が盗まれたそうです。こちらの金額で125億ガラニー(簡易換算で2億5千万円相当)。
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日の朝の情報では紙幣4枚発見されたそうです。パラグアイ中央銀行はこの紙幣は無効であることを既に宣言したそうです。紙幣は番号以外に星のマークがあること、Cの記号があることなどが特徴だそうです。
日本は高度な印刷技術力を持っていますが、パラグアイ国のそれは高くないようです。このため通貨や紙幣は外国に鋳造・印刷を依頼(イギリスが主)し供給しています。このような背景から、市中に出回っている紙幣はよれよれしているものや汚れたものが多いです。でも最近は銀行のキャッシュディスペンサが普及して、お金を引出すことだけはできるようになってきていますから新札も出回り始めています。そういえば、日本でも新札流通前にお金の特番に目が眩んだ関係者が、事前に交換していた事実が明らかになったことがありましたが、今回は箱まるごとです。パラグアイは周辺国とメルコスールという経済圏を構成していますが、近隣国の両替商や銀行全てがこの事態を知って対応しないと無効札を掴まされることになりかねません。

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