焼肉の準備
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早朝からアサード(焼肉)を準備 してます!
歩道で食堂のおじさんがセッセと肉を焼いていました。今日の昼のメニューの準備でしょう。お持ち返りもできるんでしょう。このように下町のいたるところ、歩道敷きで炭火で肉を焼く光景がみられます。こちらではドラム缶を半割りしたような形に四本足を付けた焼肉用釜が製造され売られています。半割りの下側には炭を入れ、その上に受け金物があって肉を置いて焼きます。受け金物は肉の脂が外にしたたり落ちる溝がついた構造です。上側の蓋には煙突が付けられていて熱が逃げず、中に煙が充満しないようになっています。(写真は解説文と異なり規模が大きいです) 味付けは粗塩をすり込んで焼くのが殆どですから塩味だけです。焼肉のたれなど存在しません。(この塩味と硬い肉の舌触りが癖になって、食べたいという衝動に駈られるようになってきたらそれは既に南米人になったことを意味します。)日本から初めてきてこの肉を食べる人は焼きあがるまでは皆さん必ず日本の肉の柔らかさや味をイメージされ期待されますが、一度一口食されるとその肉の硬さ・味にビックリされ殆どの方は「もういいです」と日本のそれとのギャップの大きさにショックを隠せません。
歩道脇で準備中の焼肉(肉の大きさ・厚さにご注目)
鳥肉 (大きさに注目)