近況の報告(2006.4.23)

近況のご報告です。

 住まいは今まで仮滞在していたホテルにしました。このホテルは長期滞在者用の部屋もあるので、私は新館12階の123号室から、旧館4階 77号室に昨日土曜日午前中に引越しました。冷蔵庫が小型のため、冷凍庫のスペースは僅かです。このためホテルのご主人のご配慮で小型冷凍庫を新たに購入して据え付けて頂きました。
 18日だったでしょうか、不動産屋さんと契約のため、2625ドルを準備して車で迎えに来てもらうのをホテルの部屋で待っていたところ、JICA現地事務所の担当の方から、以前退去時に問題があった情報を入手したので、契約不可の連絡が入り、結局そこは断念しました。(契約書翻訳が5ページに達しました)
 このような状況なので、その後不動産屋さんと既に見た物件で、候補2番手を再度見に行きましたが、私には条件が合わず、止めました。不動産屋さんには21日の夕方正式に「UCHIYAMADA HOTELに住みます」と伝え了解してもらいました。(いろいろ案内していただきましたから)
 こちらは騒音規制条例のようなものがあるかどうかですが、兎に角、路線バスのエンジン音が剥き出し状態で(オーバな表現かも知れませんが)前回それが私には辛かった思い出がありました。
 物件の条件としては、安全、南向き(日本では北向き・・夏暑いため)、騒音、給湯設備、費用、インターネット、職場への通勤(片道20km)、食材の買出し利便(日本人好みの食材購入に便利なところ)等々の条件を加味して決めました。

 経営者ご夫妻は日系の方で、レストラン「SUKIYAKI」も2階で経営されています。このレストランのメニューは「日本食」中心で、すきやき、寿司、ラーメン、カレー等
たいていのメニューは揃っています。ご主人様からは、日本から横田さんをはるばる訪ねて来た方からは、宿泊費等のお金はとりませんとも言っていただいております。

 仕事の方は7月にセミナーを行うということなので、その内容について現在把握しています。

  2006.4.23

セマナサンタ(聖週間)

こちらは、12日(火曜日)から、セマナサンタ。(Semana Santa)<宗教>(聖週間)ということで、5日連休に入りました。日本で言えば、ゴールデンウィークに相当すると思って頂けば良いかと思います。

昨日12日はまだ沢山のお店が営業していましたが、今日13日は殆ど閉り、観光客相手の土産店、レストランなどが営業している程度です。バスの本数も極端に減り町は静かです。
観光客が多いセントロ Palma通りに出掛け買物(トーシスドリームフェスタ用)と写真を数枚撮りました。Palma通りでは、聖週間のために臨時にチパ焼きの釜を準備し、観光客に売っていました。

<チパを紹介します>
こちらで日常道路沿いのいたる所で売られ食べられてている食べ物です。様々な形・大きさがあります。材料はトウモロコシの粉、チーズ、豚の油、塩が基本だそうです。あとは牛乳とか、それぞれのものを加えてオリジナリティを出しているそうです。焼きたてを買ってほうばるのが一番美味しさを味わう幸せの一時です。

この国は観光名所が少なく(コロンブス以降500年の歴史しかない)・・日本は2000年近くの歴史がありますので名所数も桁が違います。  鉄道網もありませんので観光客が多いと言っても、人口500万人の国のためか、どこに行っても沢山人がいるという光景はなかなか目にしません。

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           満開の大木の花
私の泊まっているホテルの近くで大きな木が満開の花を咲かせていたので撮りました。
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           チパ焼き釜
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         チパを買う人
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        チパを買い求める人々
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          チパをこねている
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       ガラニー族の土産店(露店)


おばさんはガラニー語、スペイン語も話します。結構ムッツリしていた方が観光客にうけるのか、あまり多くを語らず、ゼスチャーで売ろうとします。
チパ売り場の近くだったので、私は椅子に腰を掛けたままで、「彼女に写真を撮らせて」と許可を求め「どうぞ」ということで、撮らせてもらいました。

写真からは、男性のように見えるかも知れませんが、女性です。写真を撮った後に、土産品を買って頂戴!とういうゼスチャーをしてきました。商品にはそれぞれ値札が付いていません。このためよその商店で相場を把握しておくと交渉がスムースです。商談はまずはおばさんの言い値から始まります。初めて見ると怖そうな顔をしておられますが、皆さん優しい心の方です。今回は時間を掛けて、ゼスチャーとスペイン語で交渉をしましたが、私が値段を言うと、その都度隣の若い方と顔を見合わせ微笑んでいました。
私にはその時の二人の微笑みのあどけなさが何とも言えない親しみを感じました。

土曜日(15日)にはカークペという町に出かけます。こちらでは大きな教会(Iglesia)があり多分この聖週間には多くの方が訪れていると思います。さしずめここにある教会の存在は、日本に置きかえると、身近では善光寺とか、成田山の寺のような存在でしょうか。
その次の日曜日(16日)は今までまだ一度も乗車したことの無い、薪を燃やして動く蒸気機関車に乗る予定です。素敵な写真が撮れたら送ります。


(追)ドリームフェスタ用の品 既に80点程買いましたので来週あたりに発送しようと考えております。
どのようにして送るかが、これからの課題です。

セントロ風景(2006.4.8)

今日は土曜日でセントロに行き写真を数枚撮りましたので掲載します。

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          パンテ
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         パンテ
 パンテは ・・・「パンテオン デ ロス エロエス」
  日本語に直訳すると「複数の英雄の霊廟(れいびょう)」
  (複数の英雄の霊をまつった屋舎)

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           官邸  ・・・大統領官邸
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              ニャンド
  ・・・ニャンドウティという特産の織物の服飾品露店
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                露店
 露店は・・・ガラニー族が作った作品のお土産屋(露店)
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 土産店売子さん・・・お土産コーナの売子さんお願いして
             撮らせていただきました。

夕暮れのアスンシオン ASUNCION

 今日の夕暮れのアスンシオン 

 今朝の現地の写真(2006.4.7)
                       日本時間2006.4.7 08:30
                       現地時間2006.4.6 19:30



tm_syasin.jpg 
 Dscn0742-2.JPG 
      写真1(この写真のみ4月5日昼現地)
  Dscn0743.jpg
                写真2
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                写真3
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               写真4
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                写真5
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               写真6

着任のあいさつ

皆様お元気でご活躍のこととご推察申しあげます。
私こと
この度 シニア海外ボランティアとして無事任地に着任致しました。

3月28日に日本をたちパラグアイの首都アスンシオンには現地時間の29日午後到着現在ホテルで仮住まいをしております。
到着したその日から先週末までに、オリエンテーション、企画庁挨拶、帰国される前任者との引継ぎ、配属先への挨拶を済ませ、土曜日はこちらの不動産業者とアパートを探したりと、時差の影響で睡魔に襲われながらも活動しています。また、ボランティアの先輩から、市内路線バスの乗り方、私たち日本人に合う食材を扱っている店を休日に教えて頂いたりしました。

こちらの時節は初秋ですが、日中はまだかなり暑いです。

今後折にふれ皆様にメール送信とか、技術的な相談、アドバイスをお願いすることもあろうかと思いますが、その節はよろしくお願い致します。安全に注意し、初心を忘れず帰国時には長かった2年間と感じることができる生活にするつもりです。
機会がありましたら是非お出かけ下さい。観光立国ではありませんが、このような国もあるのかときっと驚かれると思います。

追)お忙しい時期にも係わらず壮行会をしていただき、また電子辞書も頂き皆様のご厚意に厚く御礼申しあげます。ありがとうございました。


横田 正  2006.4.5