線路建設実習(初級)研修風景

 

Dscn0871.jpg
        線路建設実習(初級)
センタに隣接されている実習場です。主に線路技術者の研修に使用されています。警察の騎馬がいつも放牧されています
 Dscn0872.jpg 
        線路建設実習(初級)
  Dscn0873.jpg
          線路建設実習(初級)
  Dscn0874.jpg
         線路建設実習(初級)
 Dscn0876.jpg 
         線路建設実習(初級)
写真に映っている短い電柱は前回派遣されたときにが私が考案して作った線路です。昼休みにセンタの周りを散歩していて、線路の廃品置場に目がとまりました。そこには交通事故で損傷した鋼管電柱等が散乱していました。電柱中程から上部は傷がありません。物が無い国なので、何とかこれを利用できないものかと考えた末に、初級者研修コースの技術習得に利用する案が浮かびました。丈の短い電柱線路でも、やることは同じで、電柱の穴の深さが浅くなるだけです。測量、設計、位置決め、穴掘りからケーブル架設・弛度調整・引き止め までの一連の作業を、地上に近い位置で習得できます。廃品の鋼管柱を担いで運び、丈を決めグラインダーカッターで自分達で切断しまた。彼らはこれらの設備を大切に使っていました。(当時一緒に教官をしていた、ペソアさん、アマドさんはその後幾度か転勤されたそうですが、この時後輩の育成のために来ておられ、お会いすることが出来ました。)
  Dscn0877.jpg
         線路建設実習(初級)
実習場の全体です。ヘルメットも無ければ、腰道具も各人に行き渡りません。柱上で作業する人数分しかありません。ニッパ、ペンチ等の工具も日本では全員当たり前に配られますが、ここではそんんなことできません。

アスンシオン、ルケ市の様子と定住のホテル、職場の風景

 写真を撮りましたのでお送りします。

 

Dscn0848.jpg
     
住居に決めたホテルの内山田新館フロント
 Dscn0868.jpg 
 
ホテル前の道路から内山田ホテルを撮りました。
 Dscn0851.jpg 
   私の職場のセンタの写真です

ルケ市はアスンシオン市の隣にあり、国際空港に隣接
しています。町には大きな建物は無いようです。
(まだ中心街には行っておりません。聞いた話によると)
このセンタには現在25名の方が働いております。また
敷地内には工業高校も併設されています。(3学年)
かっては国営電話事業体の技術者養成訓練センタでした
が、事業体が民営化された後はアスンシオン大学に移管
されたようです。従来から工学部の生徒が学ぶ教室があ
りましたからそのようになったのだと思います。いずこ
も民営化すると、費用の掛かるところは手放す動きです。

 Dscn0852.jpg 
     建物正面近くから撮りました

  Dscn0853.jpg
   
センタの正門から道路右手方向です。
セントロから20km離れた「ルケ市」にセンタがある
ため周りは閑静な(牛も馬もいます)ところです。
 Dscn0854.jpg 
     
センタ正門から左手方向の道路
 Dscn0860.jpg 
         
アスンシオンの住宅街
主要な道路から1歩入ると全てこの様に道路は映画で
見るような石です。車はガタガタと走ります。
 Dscn0861.jpg 
       
アスンシオンの住宅街です

アスンシオンのある住宅街です。道路に石を敷き詰めて
あることがおわかり頂けると思います。
この石を敷き詰めないと大変なことになってしまいます。
(硬い粘土質に覆われていますので、雨が降ると車がス
リップしてしまいます。・・・・・雪が降ったところを
ノーマルタイヤで走ることと同じ・・と申し上げた方が
判り易いでしょうか。工事方法はまず路床を平らにした
後、石職工さんが、一つ一つの石を調整しながら、並べ
てゆきます。私はまだアスンシオンで、このような硬い
石を産出している場所を見たことはありません。
どこか他所で産出されているのだと思います。

 Dscn0864.jpg 
  
アスンシオンの主要道路「マリスカル ロペス」
 Dscn0865.jpg 
 
アスンシオンの主要道路「マリスカル ロペス」

アベニーダ マリスカル ロペス はアスンシオン郊外
からセントロに至る道路の一つです。
地図にも「アベニーダ」と最初に書かれています。辞書
には「大通り」「並木通り」と説明されています。写真
に並木は映っていませんが、前後の場所には確かに並木
があります。

  Dscn0869.jpg
             
ボンネットバス

殆どがメルセデス ベンツ社製で、日本の快適なバスは
見当たりません。ジーゼルエンジン音が剥き出し、排気
ガスが酷い、シートはカバーありません。
乗車してから降口(後部)に移動するのは、日本のバス
に慣れた方はサーカス団ではないかと思うくらいです。
なぜかと言いますと、坂があるうえに、路面が平らでな
い為に揺れが物凄いです。
先ずは「百聞は一見に・・・」で来てみて、乗ってみて
頂きたいと思います。

 Dscn0870.jpg 
             
ボンネットバス

バスは運転手一人が運賃の受け取りから切符、つり銭ま
でを扱います。クーラはありません。このため前部乗車
口ドアはどのバスも常に開放されています。また窓も開
けっ放しです。派手な色を塗ってある為、最初はビック
リしました。日本のバスを見ると何か変な感じがします。
椅子はアルミか鉄が剥き出しです。

**************************************
シニア海外ボランティア
横田 正
Tadashi
 Yokota
**************************************

近況の報告(2006.4.23)

近況のご報告です。

 住まいは今まで仮滞在していたホテルにしました。このホテルは長期滞在者用の部屋もあるので、私は新館12階の123号室から、旧館4階 77号室に昨日土曜日午前中に引越しました。冷蔵庫が小型のため、冷凍庫のスペースは僅かです。このためホテルのご主人のご配慮で小型冷凍庫を新たに購入して据え付けて頂きました。
 18日だったでしょうか、不動産屋さんと契約のため、2625ドルを準備して車で迎えに来てもらうのをホテルの部屋で待っていたところ、JICA現地事務所の担当の方から、以前退去時に問題があった情報を入手したので、契約不可の連絡が入り、結局そこは断念しました。(契約書翻訳が5ページに達しました)
 このような状況なので、その後不動産屋さんと既に見た物件で、候補2番手を再度見に行きましたが、私には条件が合わず、止めました。不動産屋さんには21日の夕方正式に「UCHIYAMADA HOTELに住みます」と伝え了解してもらいました。(いろいろ案内していただきましたから)
 こちらは騒音規制条例のようなものがあるかどうかですが、兎に角、路線バスのエンジン音が剥き出し状態で(オーバな表現かも知れませんが)前回それが私には辛かった思い出がありました。
 物件の条件としては、安全、南向き(日本では北向き・・夏暑いため)、騒音、給湯設備、費用、インターネット、職場への通勤(片道20km)、食材の買出し利便(日本人好みの食材購入に便利なところ)等々の条件を加味して決めました。

 経営者ご夫妻は日系の方で、レストラン「SUKIYAKI」も2階で経営されています。このレストランのメニューは「日本食」中心で、すきやき、寿司、ラーメン、カレー等
たいていのメニューは揃っています。ご主人様からは、日本から横田さんをはるばる訪ねて来た方からは、宿泊費等のお金はとりませんとも言っていただいております。

 仕事の方は7月にセミナーを行うということなので、その内容について現在把握しています。

  2006.4.23

NHK-TV ”小さな旅”(2006.4.16)

アスンシオンとのメール

横田さんへ
 今朝、NHK-TV、小さな旅を見ていましたら東京大田区の町工場が放映されていました。式田さん?と言う60歳の方が後継者不足から工場を閉め、パラグアイに移住し技術を伝えたいと紹介されていました。私の家業でした精密加工業で同じ仕事を子供の頃から携わって来ましたもので懐かしく拝見しました。横田さんと同じ頃にそちらに行かれた様子です。ご本業が落ち着かれましたらそちらの文化や日本人の活動をそちらから発信されてはいかがですか。こちらで出来ますことは応援させていただきたいと思います。
   浜

-----------------
メールありがとうございました。
 
ご覧になられた、TV番組の件、こちらのホテルでちょうど私も見ていて、ご本人の式田さんもおられ大騒ぎになりました。
式田さんは外で食事を済ませ戻ってきたところで、私は別の方から食事に誘われ出掛けるところでした。どこで食事をしてきましたか?とロビーで式田さんと情報交換をしている最中の出来事でした。私が仮泊しているホテルの経営者は日系の方です。このためNHK BSチャネルが見れます。ホテル室内やロビーでTV番組を見ているときは、日本にいるような感じです。(番組の時間帯は昼夜逆転)

こちらの天気は金曜日の夜から、トルメンタ(雷と暴風雨)が襲来し、いままで暑かったのに一気に過し易くなっております。大陸のせいか、山が無い為なのか、寒冷前線の移動はホテルの窓から眺めていると、手に取るようにわかりました。それは、空一面にシーツを覆い被せ、それを端から引っ張って、徐々に大地を隠してゆくような、雲の動きを見ることができるからです。(南極方向から赤道方向に低気圧が移動してゆきました)大陸の大きさを感じる一瞬です。

結局土日の2日間、TOSYSドリームフェスタ用品のパッキング作業と語学勉強、休養等になります。(やっと時差による影響も無くなってきました)本日はもし時間があれば、歩いて入居予定のアパートを再度見にいってこようかなとも考えています。いろいろアドバイスありがとうございました。

16.4.2006 AM8:35 横田

セマナサンタ(聖週間)

こちらは、12日(火曜日)から、セマナサンタ。(Semana Santa)<宗教>(聖週間)ということで、5日連休に入りました。日本で言えば、ゴールデンウィークに相当すると思って頂けば良いかと思います。

昨日12日はまだ沢山のお店が営業していましたが、今日13日は殆ど閉り、観光客相手の土産店、レストランなどが営業している程度です。バスの本数も極端に減り町は静かです。
観光客が多いセントロ Palma通りに出掛け買物(トーシスドリームフェスタ用)と写真を数枚撮りました。Palma通りでは、聖週間のために臨時にチパ焼きの釜を準備し、観光客に売っていました。

<チパを紹介します>
こちらで日常道路沿いのいたる所で売られ食べられてている食べ物です。様々な形・大きさがあります。材料はトウモロコシの粉、チーズ、豚の油、塩が基本だそうです。あとは牛乳とか、それぞれのものを加えてオリジナリティを出しているそうです。焼きたてを買ってほうばるのが一番美味しさを味わう幸せの一時です。

この国は観光名所が少なく(コロンブス以降500年の歴史しかない)・・日本は2000年近くの歴史がありますので名所数も桁が違います。  鉄道網もありませんので観光客が多いと言っても、人口500万人の国のためか、どこに行っても沢山人がいるという光景はなかなか目にしません。

 mankai.jpg
           満開の大木の花
私の泊まっているホテルの近くで大きな木が満開の花を咲かせていたので撮りました。
 chipa.jpg 
           チパ焼き釜
 kauhito.jpg
         チパを買う人
 kauhito1.jpg
        チパを買い求める人々
 koneru.jpg
          チパをこねている
 roten.jpg
       ガラニー族の土産店(露店)


おばさんはガラニー語、スペイン語も話します。結構ムッツリしていた方が観光客にうけるのか、あまり多くを語らず、ゼスチャーで売ろうとします。
チパ売り場の近くだったので、私は椅子に腰を掛けたままで、「彼女に写真を撮らせて」と許可を求め「どうぞ」ということで、撮らせてもらいました。

写真からは、男性のように見えるかも知れませんが、女性です。写真を撮った後に、土産品を買って頂戴!とういうゼスチャーをしてきました。商品にはそれぞれ値札が付いていません。このためよその商店で相場を把握しておくと交渉がスムースです。商談はまずはおばさんの言い値から始まります。初めて見ると怖そうな顔をしておられますが、皆さん優しい心の方です。今回は時間を掛けて、ゼスチャーとスペイン語で交渉をしましたが、私が値段を言うと、その都度隣の若い方と顔を見合わせ微笑んでいました。
私にはその時の二人の微笑みのあどけなさが何とも言えない親しみを感じました。

土曜日(15日)にはカークペという町に出かけます。こちらでは大きな教会(Iglesia)があり多分この聖週間には多くの方が訪れていると思います。さしずめここにある教会の存在は、日本に置きかえると、身近では善光寺とか、成田山の寺のような存在でしょうか。
その次の日曜日(16日)は今までまだ一度も乗車したことの無い、薪を燃やして動く蒸気機関車に乗る予定です。素敵な写真が撮れたら送ります。


(追)ドリームフェスタ用の品 既に80点程買いましたので来週あたりに発送しようと考えております。
どのようにして送るかが、これからの課題です。

セントロ風景(2006.4.8)

今日は土曜日でセントロに行き写真を数枚撮りましたので掲載します。

 pante.jpg
 
          パンテ
 pante1.jpg
         パンテ
 パンテは ・・・「パンテオン デ ロス エロエス」
  日本語に直訳すると「複数の英雄の霊廟(れいびょう)」
  (複数の英雄の霊をまつった屋舎)

 kantei.jpg
           官邸  ・・・大統領官邸
 roten0762.jpg
              ニャンド
  ・・・ニャンドウティという特産の織物の服飾品露店
 roten0773.jpg
                露店
 露店は・・・ガラニー族が作った作品のお土産屋(露店)
 uriko.jpg
 土産店売子さん・・・お土産コーナの売子さんお願いして
             撮らせていただきました。

夕暮れのアスンシオン ASUNCION

 今日の夕暮れのアスンシオン 

 今朝の現地の写真(2006.4.7)
                       日本時間2006.4.7 08:30
                       現地時間2006.4.6 19:30



tm_syasin.jpg 
 Dscn0742-2.JPG 
      写真1(この写真のみ4月5日昼現地)
  Dscn0743.jpg
                写真2
 Dscn0744-1.jpg 
                写真3
 Dscn0745-1.jpg 
               写真4
 Dscn0746-1.jpg 
                写真5
 Dscn0747-1.jpg 
               写真6

着任のあいさつ

皆様お元気でご活躍のこととご推察申しあげます。
私こと
この度 シニア海外ボランティアとして無事任地に着任致しました。

3月28日に日本をたちパラグアイの首都アスンシオンには現地時間の29日午後到着現在ホテルで仮住まいをしております。
到着したその日から先週末までに、オリエンテーション、企画庁挨拶、帰国される前任者との引継ぎ、配属先への挨拶を済ませ、土曜日はこちらの不動産業者とアパートを探したりと、時差の影響で睡魔に襲われながらも活動しています。また、ボランティアの先輩から、市内路線バスの乗り方、私たち日本人に合う食材を扱っている店を休日に教えて頂いたりしました。

こちらの時節は初秋ですが、日中はまだかなり暑いです。

今後折にふれ皆様にメール送信とか、技術的な相談、アドバイスをお願いすることもあろうかと思いますが、その節はよろしくお願い致します。安全に注意し、初心を忘れず帰国時には長かった2年間と感じることができる生活にするつもりです。
機会がありましたら是非お出かけ下さい。観光立国ではありませんが、このような国もあるのかときっと驚かれると思います。

追)お忙しい時期にも係わらず壮行会をしていただき、また電子辞書も頂き皆様のご厚意に厚く御礼申しあげます。ありがとうございました。


横田 正  2006.4.5